Profile
東北大学薬学部を卒業後、製薬企業にてMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)として従事。2024年にエムスリー株式会社に入社。現在は、JAMDASチームに所属し、営業から要件定義、データ分析、納品までを一気通貫で手掛ける。
「1対1」の枠を超え、広く医療現場全体を支援したい
まず、前職でのご経験とエムスリーに転職されたきっかけを教えてください。
前職の製薬企業では、MSLとして働いていました。論文などの情報をもとに医師のもとへ足を運び、学術的なディスカッションを行う仕事です。さまざまな先生方と深いお話ができ、非常にやりがいを感じていました。
MSLの業務は、先生方お一人おひとりと「1対1」で向き合うとても尊い仕事です。ただその一方で、日々の業務を通じて、よりマクロな視点から医療現場全体が抱える課題を俯瞰し、広く支援できる仕事にも挑戦してみたいと考えるようになったのが、転職の大きな理由です。
エムスリーの選考を受ける中で「JAMDAS」というサービスを知りました。実際の診療現場から得られたリアルワールドデータを活用することで、社会や医療業界全体に新しい価値を提供できる点に強く惹かれ、入社を決めました。
統計データが可視化する「医療の課題」。JAMDASで挑む課題解決
現在所属されているJAMDASチームでは、どのような業務を担当されているのでしょうか。
JAMDAS:日本臨床実態調査(Japan Medical Data Survey, JAMDAS)は、日本全国の医療現場で起きている実態を正確かつリアルタイムに把握するために、エムスリーが独自に構築した従来にないリアルワールドデータベースです。
私が所属するビジネスチームでは、クライアントへのご提案から始まり、ニーズのヒアリング、具体的な要件定義、そして最終的なデータの納品までを一貫して担当しています。
たとえば、「どの疾患領域を対象にするか」「どのような抽出条件にするか」といった細かい要件をすり合わせます。手元で分析できるものは私自身でデータを整形しますし、複雑なデータ処理が必要な場合は、社内のPdM(プロダクトマネージャー)チームに依頼し、最終的なレポート化を行って納品します。
実際の業務を通じて感じる「やりがい」はどんなところですか。
一番のやりがいは、実際の医療現場の大きな傾向や、潜在的な課題を客観的なデータから俯瞰できる点です。MSL時代は、論文としてきれいにまとめられたデータを見ることが多かったのですが、統計データを分析することで「実際の医療現場には、こうした課題が隠れているかもしれない」といった実情を客観的に捉えることができています。
複雑なプロジェクトを完遂した経験が、確かな自信と成長に
業務の幅が広い分、苦労されることも多いのではないでしょうか。印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
以前、要件定義やデータの抽出条件が非常に複雑な案件を担当したことがありました。私一人では処理できない部分も多く、PdMのメンバーにデータ抽出をお願いしたのですが、クライアントの要望と社内の認識がズレないよう、密にコミュニケーションを取る必要がありました。
電話やメールで何度もクライアントと要件をすり合わせ、それを正確にPdMへ伝えて……という調整に奔走しました。関係者が多い中で、チームとして連携しながらなんとか期限内に納品を完了させることができた時は、大きな達成感がありましたね。結果的にそのデータもうまくご活用いただけており、継続のご相談にもつながっていると聞いて嬉しく思っています。
また、他部署との連携も多く、SPBUやMADXなど、様々なチームと協働しています。お互いの前提知識やプロダクトの状況が異なるため、背景情報をしっかり共有し、定例会を設けるなどして共通認識を高める工夫をしています。

自ら課題を整理し、周囲を巻き込んで前に進む。エムスリーで得たビジネススキル
エムスリーに入社されてから、ご自身の成長をどのような場面で感じますか。
ビジネスパーソンとしての考え方や動き方が大きく成長したと感じています。エムスリーに入社してからは、経験のないことや知識がないことに対して、「まずは自ら情報を整理し、知っていそうな人に聞きに行き、どうすれば前に進められるか」を考えるプロアクティブな働き方が身につきました。
また、エムスリーという中立的なプラットフォームだからこそできる強みも実感しています。特定の製品に偏ることなく、客観的な統計データを用いて業界全体に有益な情報を還元していくことができるのは、この環境ならではの面白さであり、自身の視座を高めることにもつながっています。
穏やかで活気あるチームと、手厚いサポート体制
JAMDASチームはどのような雰囲気ですか。
メンバーのバックグラウンドは実に多様で、私のように製薬会社出身の者もいれば、コンサルティングファーム出身者や、異業種の事業会社で営業をしていた者もいます。エムスリーはスピードが速くてハードというイメージを持たれがちかもしれませんが、私たちのチームは比較的穏やかな人が多い印象です。もちろん活気はありますが、質問がしやすく協力的な雰囲気ですね。
入社時のサポート体制も充実しています。メンターが1名つき、毎日の1on1を通じて分からないことをすぐに解消できる環境がありますし、分析ツールの使い方も練習問題を通じて基礎から学べます。2週間のオンボーディングプログラムもしっかり整備されているので、異業種からでも安心して飛び込めると思います。また、月に1回は懇親会があり、業務外のコミュニケーションも活発です。
最後に、エムスリーを志望する就活生の皆さんへメッセージをお願いします。
薬学バックグラウンドを持っていると、ファーストキャリアとして製薬企業を選ぶのが一般的なルートかもしれません。もちろん製薬企業にしかできない素晴らしい経験もあります。
ですが、もし「決められた枠にとらわれず、いろいろなことに挑戦してみたい」と考えているなら、エムスリーは最適な環境です。自分から手を挙げればどんどん新しいことにチャレンジできますし、分からないことは周囲がしっかりとサポートしてくれます。医療データを活用して医療現場の課題を解決していくダイナミズムを、ぜひ一緒に味わいましょう。お待ちしています!

