Profile
神戸大学経済学部を卒業後、2019年にエムスリーに新卒入社。SPBUで製薬企業のマーケティング支援を担当。2024年からゼネラルマネジャーに昇進、2025年度からはグループ会社の取締役として経営をリード。
医療市場で断続的成長、
余白の大きさが魅力
はじめに、どのような軸で就職活動を行っていたのか教えてください。
就活をしていた当時は、社会にしっかりとインパクトを与えられる仕事に就き、事業を牽引できるようになりたいと考えていました。短期間で事業責任者のポジションを担える企業を探す中で、最初は“鉄板”のコンサルティングファームの選考も受けていたのですが、事業にどっぷり浸かることができない点やポジションが上がらない限り若手に与えられる裁量が小さいネックだなと。次第に実業との近さを考えて事業会社の選考を受ける方向にシフトし、何社か見ている中で自分に一番マッチしていると感じたのがエムスリーでした。
エムスリーはどのようなきっかけで知りましたか。
就活サイトでエムスリーの名前を目にして調べてみると、実は国内外問わず様々な事業を生み出し、それらの事業を成長させることで企業として連続的な成長を実現していることや各事業を超一流人材の少数精鋭のチームで推進しているといったことが分かり、“ものすごい会社”だと思いました。当時は事業のディティールを理解しているわけではありませんでしたが、医療という成長市場の最前線で継続的に成長を続けていて、非常に面白い会社だなと感じました。
エムスリーに新卒で入社することにした決め手は何だったのでしょうか。
エムスリーにはコンサルティングファームで学ぶような課題解決の型に加え、事業を継続的に成長させていくための実践的なノウハウがあり、医療という大きな市場においてトップランナーとして成長し続けているーー。非常にユニークなポイントが多く、いずれ自分が事業を起こすとなっても、活かせるノウハウがあると考えて入社を決めました。
また、インターンに参加した際にも「どうすれば医療課題を解決できるのか」を常に考えながら、エムスリーなりのやり方で医療業界のフロンティアを切り拓き、クライアントに最大限の価値を提供していく視座の高さや姿勢に刺激を受けました。
仕事通じて解く課題は
「年々ハイレベルかつ複雑」に
入社後はどのような業務に取り組んでいるのでしょうか。
製薬企業向けにマーケティング支援を行うSPBU(ソリューションパートナービジネスユニット)に所属し、複数のクライアントを担当しています。入社してすぐは、既存プロジェクトをマネジメントするところから業務がスタートし、3カ月が経過する頃には翌年度のマーケティング戦略の立案と提案業務に携わらせていただくなど、出した結果や成果に応じて、入社早々に様々な挑戦の機会もいただきました。地道に薬剤の課題や仮説を洗い出し、医師向け調査を実施して裏付けを取った上で翌年度のプロモーションの全体像を提案するなど、SPBUの業務の基本を早期に経験できたのはビジネススキルを身に着ける意味でも良かったです。
提案とプロジェクトマネジメントのサイクルをぐるぐると回していくと、仕事を通じて解いていく課題は年々ハイレベルかつ複雑になり、クライアントも挑戦したことのない領域に挑戦する機会が増えていきます。今まで解けていなかった医療課題をいかにして解いていくかーー。日々向き合う仕事の難易度が上がっていく中で、気付けば課題発見 / 解決能力や提案活動を通じた貢献力、社内外の多くのステークホルダーを巻き込むマネジメント力といった自分自身のビジネスパーソンとしてのスキルも成長していきました。
最近ではどのようなチャレンジングな出来事がありましたか
2024年11月にGM(ゼネラルマネジャー)という事業責任者のポジションに就き、メンバーが受け持つ複数のプロジェクトを統括するようになったことが何よりも大きなチャレンジですね。事業の責任を負うマネジャーとして、これまで以上にクライアントに対して大きな価値を提供することが求められます。
プレイヤーであれば自分が頑張ればどうにかできるところもありますし、実際これまでも大きな目標に対して、チャレンジを続けてきました。ですが、チームを率いる立場になると、どのようにチームの舵取りを行うのか、全体の事業戦略をまとめ方向性を示す必要があります。そしてメンバーに権限移譲を行い、しっかりと成長機会も与えながら、一人ひとりのスキルを伸ばしていくことでチームの機能も強化しなくてはなりません。まだまだ事業責任者としては修行中の身です。

事業責任者として、これまで以上に医療業界の「不」解決にコミット
山添さんは最年少のGMと聞いています。
事業責任者になることを意識し始めたのはいつ頃のことだったのでしょうか。
私自身、常々いつかは事業を牽引するような経営人材になりたいと考えていたので、入社当時からいずれはマネジメントに挑戦してみたいと考えていました。
とはいえ、最初は右も左も分からない状態で、まずはどのような業務であっても当事者意識を持ち、前のめりに取り組むことを意識していました。
事業責任者を目指すにあたり、他にも意識して取り組んでいたことはありますか。
自分が担当しているタスクであるかどうかに関わらず、目の前で議論されていることについて「自分ならどうするか」を常に考え、上長がどのような考えでその意思決定を行っているのか背景を想像し、自分自身の意思決定の精度を高めていくことを意識して仕事に取り組んでいましたね。
また、自分の目線だけでなく常に2つ上のポジションの目線で考えることを早期から習慣付けていたので、TL(チームリーダー)やGMといったマネジメントの役割をいただいた際もマインドセットや物事の考え方といった面ではそれほど大きなギャップを感じることなく業務に臨むことができたと感じています。
事業責任者として日々心掛けていることはありますか。
基本的なマインドセットは大きく変化してはいませんが、エムスリーという会社全体や医療業界全体をどのようにしてより良くしていくかといった、より大きな視点で物事を考えるようになりました。
物事を考える際の主語が大きくなり、医療課題についてもエムスリーグループ全体のアセットをどのように活用して解決していくことができるのかを考える機会が増えました。より良い事業部運営や新たなソリューションの開発などを通じて、これまで以上に医療業界が抱える「不」を解決することにコミットしていきたいと考えています。

より大きなインパクト創出に挑戦、
いつかは事業立ち上げも
チームのマネジメントをするようになり、何か変化はありましたか。
やはりマネジャーのポジションに就くと、メンバーが受け持つ複数のプロジェクトを統括し、クライアントに対してより大きな価値を提供することが求められます。そのためにはメンバー個々人のスキルアップをサポートすることはもちろんのこと、適切なタイミングでクライアントに対して戦略的な提案業務を行い、より質の高いアウトプットを提供できるようにチームとしての機能を強化していく必要があります。
チームでより大きな成果を上げ、事業を成長させるためにコミットするというフェーズの変化に伴い、日々の仕事で使う筋肉も変化しました。大抵のことは自分でこなせば、どうにかなります。でも、そのような仕事の進め方ではメンバーのスキルはいつまで経っても向上しません。
全体の事業戦略を考えながら、チームメンバーに適度にストレッチな成長機会を与え、そしてチーム全体として質を担保しながらプロジェクトを拡大させていくーー。新卒で入社してから6年目で、このような大きな挑戦をさせてもらえることに感謝しています。
今後、どのようなことに挑戦してみたいと考えていますか。
就職活動をしていた当時、学生時代の自分が重視していたのは個人としてのビジネススキルをいかに伸ばすことができるのかという一点だけでした。でも、今こうして事業責任者としてマネジメントを行う中で、社会により大きなインパクトを与える事業を展開するためには強いチームづくりが不可欠だと日々痛感しています。
自分1人だけでは到底達成できないことを100人、1000人という規模で取り組むことで実現していく。チームメンバーの力を最大限活かせるマネジャーとなり、将来的には自分で事業を立ち上げることにも挑戦してみたいと考えています。
※本記事の内容は2024年12月取材時点の情報です。
